ブラック・ジャックセミナーのご報告


 手塚治虫氏が描くブラックジャックのように、日々医療技術を研鑽する当院医師たちと共に、医療の現場を体験する催しも今回で4回目を迎えました。 平成29年10月22日(日)大型の台風21号が迫る中、暴風警報が出て中止になるかも…とドキドキしながらも、無事開催することができました。
 参加者の活き活きした表情と共にその体験内容をご紹介いたします。




◆感染予防のガウンを着よう!
ガウンは感染から自分の身を守る大切なもの。 今回は細かい手順は省略して、ガウンやキャップ、手袋・マスクを付けた感覚を体験しました。

 

◆糸結び
外傷の処置や手術など外科系のさまざまなシーンで必要な技術です。 場面に応じていろんな結び方がありますが、今回はその中でも基本的な2種を体験。 身体で覚えるまで何度も何度も繰り返し練習が必要です。

 

◆皮膚縫合
持針器を使って縫合糸の付いた針を操り皮膚と皮膚を縫いつけます。 上手く皮膚を合わせ、傷跡がきれいになるよう本物そっくりの人工皮膚を縫合しました。

 

◆骨接合
骨折の治療のひとつ“骨接合”ではプレートを当てた骨にドリルで穴を開け、穴に合うネジを選択しながら固定します。
折れた骨が再生し結合したら、状況に応じてプレートを外す抜釘術を行います。
固定時にネジ穴がつぶれてしまうと、抜釘に苦労するから気をつけて!
 


◆腹腔鏡手術
“トレーニングボックス”を使った“腹腔鏡手術”では鉗子(かんし)を使ってビーズを移動させたり、輪ゴムをピンに掛ける手術を体験しました。
腹腔内を見るためのカメラを持つ角度や視野を維持固定することも重要で、鉗子を操作する術者とのチームワークが欠かせません。
 
3Dカメラと専用のグラスを使えば、遠近感がよりはっきり見えてスムーズに操作しやすくなります。
グラス有無でのモニターの違いを感じていただけるでしょうか。


◆超音波凝固切開装置 自動吻合装置 他、最新の手術用医療機器

“超音波凝固切開装置”等を使って鶏肉や豚肉の切開を体験。これらは出血の少ない手術に欠かせない機器です。
鶏肉の皮、豚肉の赤身や脂身、それぞれ違う特徴にあった切開方法を実際の手術では使い分けます。
腸などを切断すると同時にステープルで縫合できる“自動縫合器”も、腸管に見立てたチューブ状のスポンジを使用し体験しました。
 


◆消化管内視鏡
 Up!Up!そこでDonw!
  “消化管内視鏡(大腸カメラ)”では先端のカメラが捉えた映像を頼りに、手元のダイアルを操作しながらスコープを操り、腸の中を観察します。
消化管の内壁を傷つけないよう慎重に!そして患者さんの苦痛が少しでも小さいように素早く!ここが腕の見せ処です。
左手でのダイアル操作と、右手でのスコープ挿入を同時に行うのは至難の業です。  


◆赤十字病院としての活動 
同伴の保護者の方には、赤十字病院としての備えや活動についてご紹介させていただき、その後、会場に入り体験の様子をご覧いただきました。

救護活動で着用するユニフォームも試着してみました。





◆修了証授与式
閉会式では副院長のDr.平松が英文の修了証を各グループごとに授与しました。
何が書かれているのか翻訳するというDr.平松からの宿題もぜひ頑張ってみてください。。

             

※ 本セミナーは手塚治虫氏が描いたキャラクター「ブラック・ジャック」が無免許であることや、法外な報酬を要求する点について賛同するものではなく、天才的な外科手術の腕前を身に付け、維持し続けるという医療に対するひたむきな姿勢や、常に「医師の仕事とは」、「生命の尊さとは何か」、「お金より大事なものはなにか」を問う姿勢に共感してのものであります。



【参加された皆さんの感想を一部ご紹介いたします。】

  •  ☆ どれも初めて見たり体験したりすることで驚きがいっぱいだった。
  •  ☆ 想像以上に面白かった。
  •  ☆ 難しいところもあったけど、操作方法や使う場面など教えてもらって楽しかった。
  •  ☆ 難しかった皮膚縫合や糸結びの練習は、もらった材料で家でも練習してみようと思う。
  •  ☆ 最新の機器に触れたり、色んな体験をすることで、参加する前より医学に興味が湧いた。
  •  ☆ どの体験もとても楽しく、これまで以上に医者になりたいと思った。
       人助けができる仕事はとても楽しそうでやりがいがあると思った。
  •  ☆ 質問にも丁寧に解答してもらえて良かった。
  •  ☆ 先生方が頼もしく優しかった。  


 ブラックジャックセミナー2017の参加者たちは、日頃触れる事の無い、本物の医療器具の操作に緊張や喜びを感じながら体験されていました。 指導した医師の言葉にあったよう「医療の道は大変なことも沢山ありますが、多くの人に寄添ったり、多職種を交えたチームで一つのことを成し遂げたり、 とてもやりがいのある仕事です」。
 今回セミナーに参加された皆さんが、一歩ずつ夢に近づいたときには、ぜひ教えてください。 また将来、医師をはじめとする医療の道へ就かれ一緒に働けること、スタッフ一同楽しみにお待ちしています。

 たくさんのご応募・ご参加、ありがとうございました。

 



※当日の様子は地元、高槻市・島本町のケーブルテレビでも紹介されました。






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